2017年01月28日

とめはねっ! 全14巻 感想 河合克敏



少年漫画を好きになっても、「その作品が好き」となりシリーズ集めたら満足…
という事も少なくないのですが、この作家さんは一つのシリーズだけでなく、どれも好きです。

根本的にオタク腐女子なのですが、どれも好きででもどれにもBL系萌えはなくノーマルカップルの進展をどれも楽しみによんでおります(モンキーターンの時は、主人公の女癖が悪すぎたので、幼馴染の女の子にもっといい男現れないかとか思ったりしましたが)

一番に思ったのは『書道の時間とかがあった時代に、これ読みたかったなあ』
書道と習字は違う、習字は綺麗な文字を書くのが目標だが書道はいかに原本に似せられるかを問題とするみたいな一文があって、目から鱗でした。

この漫画のおかげで、少し前に高校生書道ブームが起きましたが、それだけで終わらず完結した後もぜひ学生さんに読んで欲しい一冊ですね。
少年漫画なのに、メイン(サブ的な人を入れても)として出てくる男性は5人のみ。

主人公・他校の男子二名・書道部の教師・書道会の重鎮
後はほとんど女子なのに、ライトえっち的なノリはまったくなく、ラブコメ要素もこの作者さんにしては多めだったのですが、ラッキースケベ的なものはほとんどない(あってもむしろラッキースケベというより、アンラッキースケベとしか…)女の子にも読みやすいお話だったと思います。

ヒロインの子が柔道のスーパースターということで、試合の解説やコーチに帯ギュメンバーがさりげなく出ているのも、ファンとしてはうれしいところ

書道のかな?あんなの読めるのかとか思ってたら、書いてる側の人も実は一部読めてなかったりだとか、前衛の書とか意味解らんと思っても、なんかすごいと思わせてくれたりとか、最終巻間際で主人公がとある作品を見てショックを受けるのですが(噫横川国民学校 こちらに作品の解説がありました)書道って見てもピンと来ないなあという概念を覆してくれる圧倒的な存在感のある作品でした。

雑学好きな人にも、書道に興味がない人にも楽しめる一冊です。
posted by SNAO at 22:21| Comment(0) | か行の作家

2017年01月16日

ケルン市警オド 青池保子 1巻 感想



同じ作者さんの『修道士 ファルコ』シリーズ
スピンオフ作品

ファルコのよき相棒として、ちょくちょく本編に登場する黒髪のオド
どうやら過去は、警察のような仕事をしていたらしい…?
と匂わせる言動があちこちに出ておりましたが、こちらで実際にケルンの市警をやっていたと判明。
本編では少し軽いノリのある性格になっておりましたが、こちらは融通が利かないレベルのガチガチ役人で上からももう少しなんとか…と思われてしまう一方、弱い人たちや部下からは慕われている若き日々が画かれています。

漫画一冊で一つの事件解決という、長編ミステリ形式。
現代のエロイカより愛をこめてが、現実が色々めまぐるしく変化しちゃうので、その裏工作的役割のエージェントなので、時事を追うのも大変かと思いますが、こちらは中世なのでその点は安心かと。

王城シリーズのような重さはなく、エロイカよりはちょっと重い
花はあまりないけれど、堅実で史実漫画が好きな人なら(これは史実ではありませんが)楽しめるかと。

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バレンタインが近くなってきていますね。
男性の中にはチョコレートよりは苦手、本のほうが…という方も少なくないかと思いますが、本は軽々しくチョイスしにくい分野です。
なのでその本を大事にカバーするブックカバーなど、プレゼントにいかがでしょうか。

posted by SNAO at 21:27| Comment(0) | 青池保子