2017年03月24日

うちのトコでは1〜4巻 もぐら/感想



有名なヘタリアが、世界各国擬人化漫画なら、こちらは県民性漫画となっておりますが、県民擬人化漫画です。友人が1巻を貸してくれて、面白くて全巻買い揃えましたが…
知る人ぞ知る、という感じで少々マイナー気味なのがもったいないです

自分の県が描かれていると嬉しい反面「知らんぞ!?」となるようなこともあったり、京都腹黒東京俺様神奈川(ほぼ横浜っぽいが)ナルシスト的フェミニストなど、文字で書くと反発を受けそうな各性格を「あるある」と思わせてくれるまったり4コマ

基本作者さん本人が、サイトで色々更新されていて、かなり膨大な作品を上げられているので、購入にはちょっと高いなあと思われる方も、ためし読みをして気に入ったら買うという方法が選べるのがいいですね。
(普通に売られているのは1200円程度なのですが、現在1,2巻はminiといってコンビニブックっぽい装丁で売られているのもあります)



個人的には、関東(首都圏)陣がわいわいしてるのが好きです
…あれ、関東陣女性キャラ…無理やり参加の新潟…ぐらい…??
派生して、この方の旅行漫画なども好きなのですが、基本引きこもりを自称されているだけあってあちこちで愚痴もみれますので、そちらは好き嫌いがちょっと出てくるかも…
(一冊目の関西編は愚痴少な目です)
posted by SNAO at 22:08| Comment(0) | リンク

2016年10月11日

ましろのおと1-8巻 感想(以下続刊)


現在は16巻まで出ています

はっきりとは書かれていないのですが、1-8巻が1部という雰囲気で9巻からが2部という感じ
今回は学生としての活動がメインになってる1-8巻の感想です。

実は漫画の中身を知る前は「ましろ・のおと」みたいな可愛いほんわか少女マンガなのかしらと思っておりました、その後本編を知って「ましろの音だったのか」と呟いたりしたのですが、カバーしてて気がつかなかった1巻の拍子折込部分に「ノート」と「音」の両方の意味があると書かれておりました。

世に出ぬ天才津軽三味線演奏者だった爺さんに育てられた主人公
(母はいるけど、母親らしさは微塵もなく歪んだ家族愛はあるけれど金と自分のプライド優先という雰囲気)
自覚はないが、天才的な能力を持ちながら、祖父と同じように別に世間に認められなくても…というスタンス

ただすぐれたその演奏を聴けば、誰もが主人公を大会やら、きちんとした演奏会に誘い出したくなる腕前で、本人も無意識に三味線をしたくなる…という日常やり取りが色々あり、東京の高校に転校したことから高校三味線甲子園に出場

優れた演奏だけど、「天才独自」(祖父)の演奏と、「主人公独自」の演奏がミックスしきれておらず中途半端と評価はなかなか辛めにうける
それでも全国三位はなかなかのもの…と周囲は思うけれど、主人公は「自分はこれから三味線で食べていく」と高校を退学してしまうところまでが8巻です。

もともと花とゆめといった少女マンガ出身の作者さんですが、代表作の『赤ちゃんと僕』も『しゃにむにGO!』も男性でも読める少女マンガとして上げられることが多い、ちょっと骨太(女の子はむっちり可愛い系が多め)の男性が主人公の作品ですので、こちらの少年誌連載でもまったく違和感がありません

また、三味線というのもあまり漫画で取り上げられることのすくない分野ですので、いまいち曲なども脳内で展開しにくいのですが、観客の反応が音=情景として画く という形なのでわかりやすく、三味線に興味を持てます。

メジャーな題材…とはいい難いのですが、天才型主人公の天才としての苦悩や、世間知らずっプリ、要所要所に出てくる魅力的なキャラクターと三味線を知らなくても、むしろ興味を持たせてくれる漫画です。
posted by SNAO at 19:07| Comment(0) | リンク

2016年07月30日

花巡礼 河惣益巳 文庫上・下巻感想



好きな作家さんなのですが、この本ばかりは何度読んでも最後の意味がわからず、意味がわからない故に何度も読み直すという事を繰り返していた本。

しかし先日、そのラストの謎を解明してくれていたブログがあって、ものすごく納得できましたありがとうございます!!偶然たどり着けたので、リンク貼りたかったんですが、見つからない…。
でも河惣先生の漫画を色々紹介されていたページでした。

物語は「アテキーヌ」という地方の領主でかつフランス王や再婚で英国王と結婚した女性を軸に、その女性の妹分的存在の架空の女性が主役。
物語は三代に渡り、その妹分・その娘・その娘までが主人公。
ちなみに孫の代になっているのに、軸のアテキーヌ女領主、80歳過ぎてもめっちゃ活躍されています
上司にほしくないけど、好きだわこの婆さん…と思う派手で快活、自分が正義の女性です。

二代目主人公までは、まあ普通に恋愛要素と実在の歴史的人物をうまくかみ合わせ、進行もスムーズ。

三代目になって、急遽物語が折りたたまれて、…折りたたまれすぎて、「なんでフランス王の息子を産んだら名前を残したことになるのか」が全然解りませんでした。
(王子を産むのは確かにたいしたことだけど、どの人間もやってることだから別に名前を残すって意味にならないしなあと)

が、これは実は軸となっている女性のいつも傍に居る美形の神父(あれ?牧師??)
が暗躍しその視点で考えると、納得できるというお話でした。
キリスト教を中心に動く世界→アテキーヌの血を引いた娘がフランスへ嫁入り 
アテキーヌの血が残る←納得
名前……結婚した女性ぐらいで名前は…残ってるか?となったのですが、ここでは「キリスト教視点で、名前を世界に残す」
三代目主人公の生んだ息子が、フランス王家で唯一聖人認定された人物→キリスト教を中心とする世界で永遠に残る名前になった

…あああ、学生の頃から、最後全然わからんと思っていたのが、まさかこの年齢でスッキリできるとは!
この部分、ラストに一言息子は死後、聖人認定されたとあるだけでも全然違うだろうに…!

物語と主人公としては初代のロミジュリ的な二人が、素直可愛くて好きです。
あ、このお話ジェニーシリーズの傭兵さん達が、何気に十字軍の軍人として出ていますので、お好きな方は探してみてはいかがでしょうか




posted by SNAO at 20:55| Comment(0) | リンク