2016年04月13日

きのう何食べた? よしながふみ 〜11巻までの感想

きのう何食べた?(11) [ よしながふみ ]
価格:627円(税込、送料無料)



確か途中までの巻の感想は書いた気がするのですが、物語が進んでいるので11巻までの感想です

一番印象が変わったのが、表紙かな?
5巻辺りまでは厚めのトレーシングペーパーにカラーイラストという雰囲気だったのですが、そこから結構原色系の派手な色がつくようになっております

あ、あと主人公の乙女的彼氏がさっぱりした短い金髪になったのも、随分印象変わってます!

主要キャラだった、主婦の友達かよこさんは娘が結婚して孫ができたので、今のメインキャラには無精ひげの生えた「ジルベール」わたる君とその恋人(男)のカップル
…このシリーズ、私は好きなのですが青年誌でゲイカップルの連載は正直ここまで続くとは、思ってませんでした…日本人も寛容になってきたのね(私は気にしないですけれど、男性だと嫌がる人もいるかというイメージがあったので)と、しみじみしたり

よしなが先生の描かれるごはんやスイーツはとにかくおいしそうで、そのこだわりは
『愛がなくても喰ってゆけます。』というエッセイ的漫画で暴露されていますが、


この漫画はその情熱のこもった料理を簡単手軽に作れる方法として書かれているのがうれしいです。

普通の料理本だと、なんかあえて書かないうまみ調味料(あじのもと)とか、めんつゆとかをさらっと利用してくれているのであと一品が欲しい時とかすごく便利

男性にも、別にゲイの夜の生活とかが書かれている訳ではないので、食べ物漫画が好きならお薦めしたい一冊です
posted by SNAO at 22:54| Comment(0) | や行の作家

2016年03月05日

パラダイス・パイレーツ全5巻 山口美由紀 感想

パラダイスパイレーツ(4) [ 山口美由紀 ]

パラダイスパイレーツ(4) [ 山口美由紀 ]
価格:463円(税込、送料込)



前向きでおせっかいなのに、うっとうしさがなく健気な女の子がいつもうまいなあと思わせてくれる作家さんです
花ゆめ系のコミックス、私が本誌を購入していた頃は上1/4程度が白くてそこにタイトル
下に正四方形の枠があってそこにイラストという表紙だったのですが、いつからか四角い枠はおまけですよという感じになってイラストがはみ出すようになり、この漫画の3巻からは湧くも白い部分もなくなって、気付いてなかったけど表紙ロゴも作品オリジナルになっていたのですね

「海で困っているものを助けてくれる伝説の船」の船長になった主人公パール
この船、一見便利だけれど船長になると呪いにかかって砂粒になってしまうという
(ほかがすべてお気楽設定なのに、なぜ船長にだけそんな重いペナルティがあるのかは、最後まではっきりとはしなかった)

主人公が昔一緒に過ごした、あこがれの「おにいちゃん」を探すための旅立ったけれど、憧れのおにいちゃんは実は女でしかもボンキュボンな女王様タイプに変身
…いやしかし、山口先生可憐タイプの美女はお上手なのに、勝気系だとちょっとオカマさん…っぽいかななんて過去も思うことあったりなかったりしたのですが…コーラルは完全にオカマさんのような……

主人公以外どうでもいいという女王様は、本当に主人公以外どうでもよくて、パールの乗る船の船員たちも敵視むしろ死ね死ね状態
自分に呪いはとけないけれど、一緒にいれば時間を止める事はできるから私の元においでとお誘いをかける
それでも主人公たちは呪いを解く方法を探す道をえらび…というファンタジー

山口先生の作品によくでてくる、人がよくてお調子者だけどちょっと訳あり二枚目が、いい味を出していました
ついでに「おにいちゃん」こと女王様がやった嫌がらせも斬新で吹きましたw
(私の船員傷つけないで→わかった 全員女体化)
最後お約束のハッピーエンドまで、とても優しい気持ちになれるお話です。

唯一残念なのが、5巻の余ったページに入った漫画
先生…申し訳ありません…今までよんできた中で(ビビッドキッズから読んでます)この主人公…一生懸命なんだけど…一番好きでないヒロインかも……
うだうだ系勘違い主人公が幼馴染三角関係に居座ってたので、他の二人がうまくいかなくて、ごめんねと思いながら二人を応援するというお話なのですが、すっきりしない…

天空…シリーズが重いファンタジーっだったのに比べ、ほんわかした空気の強いファンタジーでした
posted by SNAO at 14:07| Comment(0) | や行の作家

2014年08月30日

大奥11巻 よしながふみ/感想



ここまでは女将軍でなんとなかったけど、さてさてオットセイ将軍
子供50人以上ってどうするの!?と心配をしていた大奥シリーズ
10巻の最後で、ものすごいどんでん返しを見せてくれて、驚きましたが
今回もそのどっきりと衝撃の展開は収まらず、いろいろと怒涛の展開が
続きます。

将軍の母、すっげぇ陰謀家かと思いきや困ったことにサイコパス的な
頭の良さを持ち合わせた「退屈な人」で、これってある意味最高のやっかいだと
読んでいてぞっとする人として描かれており、またその描写が上手い。

全巻で悲劇的に終わった、蘭学のお話ですが、この巻では色々とその後が
書かれており、驚いた二人が一緒に開業していたり、一番の下っ端だった
男が裕福なボンボンで婿入りして恰幅ついていたりと、少しのなごみが
救いです。

こえぇぇと思ったのは、妾が何人いてもおっとりとした正妻は、気にせず
幸福に暮らしていたのにそれを壊すのが将軍の母だという点。
あれだけ、先代を批判して田沼を嫌っていた松平すら「こらあかん」と
思うというのは凄いです。
10巻で最終回かなと思っていたのですが、まだまだ盛り上がるこのお話
着地点が見えぬ分、すごいです。
posted by SNAO at 00:36| Comment(0) | や行の作家