2013年11月27日

小人たちが騒ぐので 川原泉/全1巻 感想



私が所持しているのは、文庫の2倍サイズ版です。
お値段的には、文庫の方がお得ですが、川原先生は
コマに色々字を詰め込んで、読み応えのあるものにしてくれる
傾向があるので、大きいサイズでは読みやすくてお気に入りです

日常エッセイの短編集で、基本1P〜4P程度で、まとめられています
初めて読んだ当時は、知らない単語も色々でギャグ漫画なのに
色々勉強になりました
しょっぱなのタイトルは「オーバーチユア」
この言葉、現在はネットで検索をかけると一番に出てくるのが
大手検索サイトで、金を払って契約すると優先的に検索結果に
該当されるよというシステムです。
が、本来は「交渉開始,提案,申し入れ」という意味なのだとか
…一番最初のタイトルから、勉強になりました(笑)

ラスト近くに「ロレンツォのカエル」という童話っぽい短編も
収録されています
タイトルは「ロレンツォのオイル」というお話のもじりかな?
お話そのものは、どっかの童話で似たようなのを見た…かも…と
思ったのですが、該当が探せなかったので、オリジナルなようです
普通に童話として成立していたので、興味深いのですが…この本で
一番驚いたのが、川原先生のアンジェリークでしたw

絵柄は、元ゲームに似せているので川原先生の絵だと聞いていないと
絶対わからない…とちょっと驚きです

←読んだよ♪かわりにクリックくださると嬉しいです
posted by SNAO at 08:47| Comment(0) | か行の作家

2013年10月01日

レナード現象には理由がある・コメットさんにも華がある/川原泉 感想



白泉社

なんだか長い間、川原先生の作品を見かけないなーと
思っていたときに、見かけたので、嬉しかった一冊です
「〜に○○がある」シリーズとでも呼べばいいのでしょうか
偏差値高い高校が舞台の、1話毎に主人公が変わる連作短編

線が随分綺麗になっており、絵柄も変わっておりますが
…なんだか全体的に表情が固くなってしまったような…

特に男性キャラは、それぞれ性格は描き訳されているのに
なんだかみんな、「コメットさんにも〜」のメインキャラ
ファラオの仮面のように、表情が一定化しているように
感じました。

しかし驚いたのは、随分1枚絵などでは、キャラが可愛く
一部カッコよくなっていた点です。
「真面目な人には〜」の扉絵の女の子や、魔性の少年瑞紀くん
などは、多分単品でみていたら、川原先生の絵だとは
気付かなかったと思います
(失礼ながら瑞紀くんは、1話限りのゲストキャラでアシスタント
さんとかが描かれていたのかなーとか思ってました ごめんなさい)

全体的に男女二人の物語ですが、恋愛…だけど友達以上程度
といった雰囲気ですべて終わっており、そこは安定した
川原クオリティ。

個人的にはまったく気にならなかったのですが、一部書評などでは、
「真面目な人〜」作品での、ゲイや偏差値の低い女子高への
蔑視的差別が含まれていると、指摘する人もいたのだとか。

…今でこそBLという呼び名もあり、オネェキャラなどにも寛容に
なっていますが、まだまだ一般的感覚としては、両親の反応や
そっち方面に疎い人の返しって、こんなもんだと思うけどなあ
むしろそれらを越えて、和解に向かっていこうとしているんだから
そういったお話としては、読みやすいと思うのですが

偏差値低い女子高扱いも、別に全部がそうだというのではなく、
そういった雰囲気の学校ってやっぱり存在するしというのが
個人的感想で、私は気にならないのですが、敏感な方なら嫌だと
思うのかもしれません

現在コミックス未収録作品もまだあるようですので
いつか続きが出る事を期待しております

←読んだよ♪かわりにクリックくださると嬉しいです
posted by SNAO at 10:26| Comment(0) | か行の作家

2013年09月03日

先生と僕〜夏目漱石を囲む人々〜 全4巻 感想





初めて読んだ時は、色々衝撃で思わず普段小説などの
感想を書いている読書ブログの方に、番外編として感想を
書いてしまいました。
こちらの「番外 漫画」の項目で各巻感想UP済)

一番の衝撃は、「夏目漱石に萌えを感じられたこと」
でした。数多くの文豪の中でも、読みやすいなと
思う作者さんではありましたが、まさかの萌え対象!
登場人物のほとんどが、当時の文学界や一部他の
分野などでも活躍している人たちばかりなので、
親しみ持って読みやすいです

私はこの本を読むまで随筆家の寺田寅彦氏と、物理学者の
寺田寅彦氏は単なる同姓同名の人だと思っていて
まさかの同一人物だったとびっくりしたり、鈴木三重吉の
漱石ラブッぷりに驚かされたり、豪放磊落俺様的な
イメージの強い正岡子規が、物凄い筆マメな人で、
送った手紙などを全部メモにして残していて、
貰った手紙も保管していたことに感心したりと、
とにかく読んでいて、楽しかったです。

これを読んで、名作文学を読み返す楽しみも
生まれるという、嬉しいオマケ付。

全4巻で終わっちゃったーと残念だったのですが、
ご本人のツイッターで、【フラッパーで『漱石とはずがたり』
はじまりました】の文字をみかけ、とても嬉しかったです。
コミックス化、心待ちにしております!
←読んだよ♪かわりにクリックくださると嬉しいです

電子ブック版でお得に読めるものもあるようです

posted by SNAO at 20:14| Comment(0) | か行の作家