2014年01月28日

幻想綺帖 1巻/波津彬子 感想


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作者さんの名前は「波津彬子」名義になっておりますが、どれも
文学などを原点とした短編漫画集です

この方の作品の美麗なイラスト部分は残っているのですが、
残念ながら個人的に魅力を感じにくい作品が元となっているので、
どうもあまり面白みが…という感じ
同じ原作ありきでも、泉鏡花の作品のみを一冊の漫画にしたものは
絵のイメージと原作のイメージが合致していて好きでした
(その作品はこちら↓)
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教科書で習った人もいる「山月記」はおなじみとして、
赤毛のアンのモンゴメリが、海外版百物語みたいなお話書いていたのかとか
中国古典の怪奇譚の理不尽さとか、知らないこともあって、勉強になりました
純文学的ななんかもやっとする
終わり方が好きな人には、楽しめるかも…?



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posted by SNAO at 17:25| Comment(0) | 波津彬子

2014年01月12日

雨柳堂夢咄 1〜14巻/波津彬子 感想


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表紙絵が美しく、中身も泉鏡花的な綺麗さを漂わせる作品で
好みなのですが、唯一の難点は「いつ次の巻が発売されるのか、まったく
読めない点」です(笑)

確か11巻ぐらいまではそれなりに、一定期間をあけて出ていたようなのですが
それ以降は1年出版されなかったり2年待ったり、最新14巻も13巻が発売されてから
2年と数ヶ月ぶりの新刊でした
(おかげでしばらく出たのに気づきませんでした)

ひどく苦しい悲しさや、大笑いできる楽しさといったものはあまりないのですが、
ガラスの中に閉じ込めた、小さな美しい世界で、普通の人たちの感性を持つ人たちと
ちょっとアチラの世界に近い、独特の感性を持つ主人公の少年との、いろんな骨董にまつわる
やり取りが短編連作でつづられています。
毎回ゲストキャラはほぼ入れ替わっており、14巻も出ていますが固定のキャラはかなり
少なめで、恋愛話や主人公のプライベート話はかなり少なめ

主人公のおじいちゃんは、普通の人間ですが主人公は妖(あやかし)の雰囲気を
身にまとっており、ミステリアスな存在で14巻の今でも、特に正体だとか
実は拾われ子だったとかの設定はなく、不思議な存在です
現代ではウン千万しそうなお茶碗を、気に入っているからと猫のえさ皿にしたり、
幽霊に恋をしてしまう青年の話がでたりと、テーマはさまざま

静けさと、不思議な話と、骨董などの歴史や因縁のまとわりついた美しさを
好む方でしたら、ぜひにご一読をおすすめです

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posted by SNAO at 11:50| Comment(0) | 波津彬子

2013年10月17日

幽霊宿の主人 冥境青譚抄 全1巻 波津彬子感想


幽霊宿の主人(あるじ) 冥境青譚抄

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…この感想書くまで、副題の「冥境青譚抄」って文字
まったく気が付いてませんでした
しかも普通に主人を「しゅじん」って読んでたら「あるじ」の
フリガナあったんですね

冥境青譚抄 の 冥境は主人公があの世と
この世の境にいる人たちと関わる物語なのでわかるのですが
青譚って単語知らないなあと調べても、ひっかかったのは
この本ばかりでしたので、作者さんの造語かな?

以前感想を書いている、鏡花夢幻が完全に「あちら」の世界だとして
雨柳堂は「こちら」に足をつけつつも、「あちら」との曖昧な位置にいる
人間のようで、この主人公は「こちら」にいながら、異なる世界と交流を
持てる人間という感じ

登場人物が徐々に人間味を増していて、この主人公は
本人無意識に、結構タラシコマシっぽいです。

坊主の横恋慕で殺された稚児、親友を誓った友人の早すぎる死去で
罪悪感を感じる少女、死んでいながらも弟を守る姉の話と
せつなげなテーマながら、人間臭さが漂うのが、人間的な世界での
お話のように感じるのかも

作者さん初期作品の、恋愛モード系より、こちらの世界観の方が
好みです

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posted by SNAO at 21:05| Comment(0) | 波津彬子