2017年06月06日

重版出来 1巻 松田奈緒子 感想


タイトルはきいた事あるんだけれど、中身知らないなあと手にした一冊。
タイトルに関しては、実写ドラマ化されているようなので、多分そのとき目にしたのかな。

体育会系とにかく前向き新卒主人公が、ひたむきに「自分が素敵だと思った漫画を、売っていく業界漫画」
主人公も勘違いしていたのですが、私も「じゅうはんしゅつらい」かと思っていたらこれでしゅったいと読むのですね。
普通にしゅったいで出来と変換されて、知らなかったと驚愕。

よくある男性向け漫画の、明るい前向きヒロインってどうも嘘くさいまっすぐさを売り物にしていることが多いのですが、この本は作者さんが女性だからか、いいなあと思えるひたむきさです。
(でも同じ職場で同僚とか後輩とかだと、なんというか…いい人だけど一緒にいると疲れそうだなと思ってしまうパワフリャーな女の子)
オレがアシスタントのまま売れないのは、上の大御所とかいう老害がやめないから…みたいな逆恨みするヤツもきっと…いるんだろうな…

まだまだ続いているようなので、続きも読みたいです
できればこのまま、変なLOVE方針に進まない方向を祈って…!

こちらは漫画に関しての、営業関係の裏話なのですが、本屋サイドとしておすすめしたいのが
『暴れん坊本屋さん』(漫画)

小説で、辞書を作成するまでの裏話を書いた三浦しをんさんの『舟を編む』もあわせておすすめしたいです
別ブログでの感想→http://ameblo.jp/tukiroman/entry-12248927315.html

posted by SNAO at 20:47| Comment(0) | ま行の作家

2016年10月30日

神のごときミケランジェロさん みのる/感想



興味のない人には、まったく興味がないでしょうが、少しでもルネッサンス期が好きーという方なら楽しく読める一冊かと。
ルネッサンス三代巨匠として有名な、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロとラファエロですが、人当たりと見てくれのよさで大抵褒められる他二人と違い、見てくれ外見ともども「偏屈おやじ」的な扱いを受けることが圧倒的多いミケランジェロの、こだわりとそのルーツが楽しく理解できる一冊

有名な絵画がいっぱいあるミケランジェロですが、当人はあくまで自分を「彫刻家」と思っていただとか、浮いた噂のないこの人が、生涯たった二人(男一人女一人)プラトニックに好きになった人だとか、自分を批判した人を地獄の住民として画いたりだとか楽しいエピソードが満載
(漫画の中に、その地獄の住民に描かれた儀典長が「ちょっとこれひどい!」と法王に泣きついてなんとかしてくれといいますが、法王は「ごめん地獄は管轄外だわ」と流したのも史実です)

別の作者さん(っていうかアンソロジー形式)に
イケメン男子風に芸術家をまとめた「美術男子」という本がありましたが、あわせて読むとわかりやすいです
※ただしこちらの美術男子は、文字部分はともかくイラスト部分は史実まる無視どころかあえてコスプレでもさせてるのかという風体ですので、そういった時代考証丸無視でも楽しめる方でないと非おすすめ

posted by SNAO at 10:41| Comment(0) | ま行の作家

2016年01月24日

英国一家、日本を食べるEAST コミック版 感想 マイケル・ブース


NHKでアニメ化されていたのは知っておりましたが、パッと見て絵がシュール系のアメリカンコミックっぽいので、そういった展開なのかと見ずにいたのが残念です
イギリス人たちが、日本の食文化に色々挑戦しているコミックエッセイ

1Pに3コマ〜4コマ程度の絵しかないので、読み応えは薄いのですが活字版に興味を持てたのにはいいきっかけでした。
日本食…といっても、日本人でも食べたことないよ!というような内容が満載で、新宿思い出横丁でいきなり初めての夕食だとか、料理番組で有名な服部さんが「日本一」と押すような名店で食事とか、ヨーロッパ系の人にはタブーらしい、くじらを一家で食べてみようとか、チャレンジャーな面が色々
ちょっと疑問に思ったのが、味の素シンドロームは随分前に否定されてるのに、どうして現代の今頃それを信じてしかも確認せず、味の素会社へ質問に行こう…などと思ったのかの点でした
ジャーナリストとしても、仮に料理を学ぶ上の料理人としても、ネットのある時代調べればワンクリックでわかるのに…

私の好物のヤゲン(ナンコツ)なんかも、食べなれないと白いプラスチックの薄いの…みたいな認識になるというのは、異文化の人だから想像する感想で面白かったです

文章版のほう、探してみようかな
さっきも書いたのですが、読み応えは薄いので文庫辺りで手軽な値段で売ってくれたら、もっとありがたい一冊
posted by SNAO at 14:58| Comment(0) | ま行の作家