2017年08月11日

重版出来! 1から9巻(続刊) 松田 奈緒子 乾燥

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タイトルは聞いたことあるんだけど、読んだことないなあと手にした一冊、
実写ドラマになっていたらしいので、その時にタイトル耳にしたのかな?

女の子より、男の人の実際にいそうないろんなタイプの描写がうまいので
男性作家さんなのかと思ってしまうのですが、奈緒子さんですから
女性ですよね?
(最近は男性の名前で、少年誌に書いてる作家さんも多いし、
デス・ノートの大場つぐみさんも妙齢の女性かと思っておりましたよ…)

萌えや色っぽいキャラ、きゅんとくる…といういわゆる「漫画的」な
世界観ではなく、地に足がついた雰囲気の編集部漫画。
BAKUMANでは、新人作家目線の編集部がよく出てきていましたが、
それの編集部側のリアル寄りといった雰囲気です

柔道で強化選手にまでなった主人公でしたが、ケガで断念
幼いころ自分を励ましてくれた一冊の本があったように、
そういった本を作るお手伝いがしたいと、編集を希望

日本代表レベルの強さなのですが、見た目が子熊のようだと
周囲からは子熊呼ばわりされることが多い主人公は
元気をくれる……
女性版松岡修〇的に、前向きな性格です。

売れっ子作家さんの苦悩や、ベテラン作家の自分の絵が
時流に外れてしまったのではという悩み、作家デビューを
したいがばかりに、まったく自力作品を描かせてもらえず
挫折しそうになってしまう新人などなど…

編集部がどういったものを、どういった目線で売り
こんなアドバイスをくれるのかという、書き手さんにも
勉強になりそうなことが色々描かれています。

コミックの実写化はあまり好きではないのですが、
これは確かに実写にも向いていそう。
wikiで調べたら、ドラマの際に利用された原稿は
すごい有名人の方々描かれていてびっくりでした

(藤子不二雄A、河合克敏、村上たかし、のりつけ雅春、田中モトユキ、ゆうきまさみ、白川蟻ん)
…ドラマは興味ないけれど、現行部分だけ見てみたい…

この漫画を読むまで「出来」を「しゅったい」と読むとは知りませんでした
……しゅつらいって皆読むよね?

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posted by SNAO at 22:13| Comment(0) | ま行の作家

2017年06月06日

重版出来 1巻 松田奈緒子 感想


タイトルはきいた事あるんだけれど、中身知らないなあと手にした一冊。
タイトルに関しては、実写ドラマ化されているようなので、多分そのとき目にしたのかな。

体育会系とにかく前向き新卒主人公が、ひたむきに「自分が素敵だと思った漫画を、売っていく業界漫画」
主人公も勘違いしていたのですが、私も「じゅうはんしゅつらい」かと思っていたらこれでしゅったいと読むのですね。
普通にしゅったいで出来と変換されて、知らなかったと驚愕。

よくある男性向け漫画の、明るい前向きヒロインってどうも嘘くさいまっすぐさを売り物にしていることが多いのですが、この本は作者さんが女性だからか、いいなあと思えるひたむきさです。
(でも同じ職場で同僚とか後輩とかだと、なんというか…いい人だけど一緒にいると疲れそうだなと思ってしまうパワフリャーな女の子)
オレがアシスタントのまま売れないのは、上の大御所とかいう老害がやめないから…みたいな逆恨みするヤツもきっと…いるんだろうな…

まだまだ続いているようなので、続きも読みたいです
できればこのまま、変なLOVE方針に進まない方向を祈って…!

こちらは漫画に関しての、営業関係の裏話なのですが、本屋サイドとしておすすめしたいのが
『暴れん坊本屋さん』(漫画)

小説で、辞書を作成するまでの裏話を書いた三浦しをんさんの『舟を編む』もあわせておすすめしたいです
別ブログでの感想→http://ameblo.jp/tukiroman/entry-12248927315.html

posted by SNAO at 20:47| Comment(0) | ま行の作家

2016年10月30日

神のごときミケランジェロさん みのる/感想



興味のない人には、まったく興味がないでしょうが、少しでもルネッサンス期が好きーという方なら楽しく読める一冊かと。
ルネッサンス三代巨匠として有名な、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロとラファエロですが、人当たりと見てくれのよさで大抵褒められる他二人と違い、見てくれ外見ともども「偏屈おやじ」的な扱いを受けることが圧倒的多いミケランジェロの、こだわりとそのルーツが楽しく理解できる一冊

有名な絵画がいっぱいあるミケランジェロですが、当人はあくまで自分を「彫刻家」と思っていただとか、浮いた噂のないこの人が、生涯たった二人(男一人女一人)プラトニックに好きになった人だとか、自分を批判した人を地獄の住民として画いたりだとか楽しいエピソードが満載
(漫画の中に、その地獄の住民に描かれた儀典長が「ちょっとこれひどい!」と法王に泣きついてなんとかしてくれといいますが、法王は「ごめん地獄は管轄外だわ」と流したのも史実です)

別の作者さん(っていうかアンソロジー形式)に
イケメン男子風に芸術家をまとめた「美術男子」という本がありましたが、あわせて読むとわかりやすいです
※ただしこちらの美術男子は、文字部分はともかくイラスト部分は史実まる無視どころかあえてコスプレでもさせてるのかという風体ですので、そういった時代考証丸無視でも楽しめる方でないと非おすすめ

posted by SNAO at 10:41| Comment(0) | ま行の作家