2014年01月07日

グラン・ローヴァ物語 文庫版全2巻 紫堂恭子/感想





最初に発行された、全4冊の方も持っていたのですが、布教のため
友人に貸したところ、4巻以外行方不明になってしまい、あらためて文庫版で購入

文庫版で、書下ろしではないのですがアルバムとか、決定版として
発行された本に掲載されていた、デシとダシの小話などが収録されています。

この方の作品は、全体的に男女が出ていても恋愛要素がそんなに強くない
イメージがあります。
(結構恋愛というか執着がらみで、ドロドロな事件につながったりは
していることもあるのですが、それでもなんだか世界観が綺麗なままという印象)

タイトルになっているグラン・ローヴァとは放浪する大賢人なのですが、
そんじょそこら…へたしたら、もっと見下されてしまいそうな、
ちゃらんぽらんの陽気なおじいちゃん
主人公はそれなりイケメンの、元詐欺師なのですがお話の中で、
ギスギス感をもたらしているのは、清浄なはずの精霊という不思議

世界を人間が我が物顔で占めていくせいで、この世が歪んでしまうという
懸念を持った精霊が、そのゆがみを正そうとしたせいで、自分が歪んで
しまうという皮肉な結末が待っています

元詐欺師である主人公の、それでもまっすぐな部分や「悩まない」ことで
すべてを受け入れるおじいちゃん、見た目美少女の大水蛇と、すべてが
悲しみを乗り越えていくさまに、元気がもらえるファンタジーです

辺境警備という、同じ作者さんの漫画がありますが同じ世界観で、
こちらは150年ほど前の時代設定になるそうです
幻想生物の空気が濃いですが、柔らかで優しい雰囲気は同じようで、
どこか癒されるお話でした。


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posted by SNAO at 17:48| Comment(0) | さ行の作家

2013年12月25日

明日は死ぬのにいい日だ 1巻 篠原烏童 感想




現在全3巻で発売されていますが、すみません
このコミックスの存在を知ったのが、つい最近で
まだ1巻だけゲットした状態です

この作者さんも好きなのですが、出版社色々なところで
描かれているので結構見逃しやすい

この方のカラー絵は、好きなのですが1巻の表紙を見たときは
正直「なんか怖い…」と思ってしまいました
なんでだと思ってよく見てみたら、目がほとんど黒目だめに
なっていて、リトルグレイを髣髴させるというか妖怪的に
見えてしまったからでした
中のカラーイラストや、本文はそれほど気にならなかったので
たまたまとか、イラストを描いた時期的な問題かな?

舞台は江戸時代の日本。
初期の作品で、こういった舞台もあったけれど、日本の時代物は
久々な気がします。
身長が低いけれど男気ある山賊の少年頭領、身長が高すぎるのが
悩みのおいと、流れ着いてきた天狗ことインディアンの血筋らしい
異国の男が主軸となって物語が進みます。
1巻はつながりはあるけれど、それぞれ短編として読みきりっぽく
なっていました。
この巻のラストで登場する「白い人」がその続きのメインとなるようです。

それぞれちょっぴり我があるのに、気持ちいいというか
可愛らしい人物像で、読んでいてなんだかほのぼのとしましたが、
この方の物語は、どこかしらに「哀しみ」がつきまとうものも多いので
このままのテンポで進んでくれることを期待して、続刊を探します


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posted by SNAO at 19:39| Comment(0) | さ行の作家

2013年09月26日

ファサード 全15巻(?)←新シリーズ連載始まりました 篠原烏童/感想




自分でタイトルに全15巻とつけて「?」マークにしていますが
…まだまだ続きます…よね??

好きな漫画なのですが、基本的に数話読みきりの形で連載をしていて、
新刊が出たと思ったら、その次の新刊が出たのが数年後という
パターンがしょっちゅうな漫画です。

今もこのブログを書く前に、一応16巻は現在出てないよねと
チェックをしてみたところ、「ファサード」の単語で予測変換が
「ファサード 全15巻」になっていたので、疑問に思いつつも
一応タイトルを全15巻にしてみました。個人的には
1〜15巻以下続刊となると思っています。

ちなみに文庫版は↓1〜5巻で完結表記が…



ですが、まだまだファサードが何故変身できるのか、母親となる
らしい人物はわかっても、普通の人間から何故特殊能力なファサードが
誕生したのか、もう一種類確か変身できるらしいけれどまだ
未登場なキャラ設定を見かけたような…と、謎はほとんど解明
されておりません。

クォート&ハーフが多少涙モノはあっても、基本明るいパワーに
満ちているのに対し、ファサードは明るくても「異端者である
自分」を自覚している為か、どこかに悲しみが漂っています
あ、でも現在最新刊のウズメちゃんは明るさいっぱいでしたが(笑)

個人的にお気に入りは初期の作品です。
特にトキオの成長後の話は、何度読んでも泣いてしまいます。
それとは別に、北欧ヴァイキングのプラトニックラブ物語も
一応男同士(になるのかな…?)なのにBL臭がまったくないという
すごい設定でした。むしろ別のお話になりますが、パワーアニマルの
獣王と人間王のやり取りの方がBLぽかったw

明るく笑えるお話を求めるなら、ちょっと別の本をと
オススメしますが、哀しすぎないけれど泣ける本ない?と
言われたらこのファサードをお進めしたいです。

**追記**
2014年4月号Wingsで、新シリーズの連載開始したそうです!
全15巻説は消えました♪ファサード16巻…いつになるかは不明ですが楽しみです

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イメージアルバム…聞いてみたい

posted by SNAO at 20:34| Comment(2) | さ行の作家