2014年01月26日

MISTERジパング 椎名高志全8巻/感想


MISTERジパング 4

MISTERジパング 4
価格:680円(税込、送料別)


私が持っているのは、全8巻の通常漫画サイズなのですが
文庫版でも出ています

椎名先生の作品の中で、実は一番好きなのはこの作品です
…キャラクターの性格で一番好きなのは、皆本なのですが
イケメン頭脳派穏便、丁寧語使い。チャラいけれど人の心が読めるので
どっかで壁を作ってしまう、友人まで落とせるなんてツボすぎる

でも、作品で好きなのはなぜかこちら(笑)
タイトルだけだと、どんなお話かな?と思われるでしょうが
皆様おなじみ羽柴秀吉・信長の時代のこの二人が両軸となった物語です

基本ノリと勢いと、それの裏にある誠実さで切り抜けていく秀吉が
少年漫画の主人公っぽくて、読みやすいのですが、超!強引ぐ!!マイウェーーーイ!!
といった感じの信長様の性格がたまりません

途中から出てくる家康が、まったくの予想外のビジュアルで
ここはぜひ皆様に見て欲しいですw

女の子たちの影は薄めですが、それぞれが出てくると物語の鍵になっていたり
ほっこりエピソードになっていてかわいいのも好みでした
そういえば、信長のこっそりした恋人、吉乃さんは「吉法師(信長の幼名)の
もの」でこう呼ばれていたと知ってびっくりでした

基本時代物ですが、後半SF要素もあり、信長が主人公だとバッドエンドにしか
ならない本能寺も、すがすがしく終わらせてくれます
歴史好きの方に、おすすめしたいコメディっぽさが失われない戦国物です


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posted by SNAO at 10:42| Comment(0) | さ行の作家

2014年01月07日

グラン・ローヴァ物語 文庫版全2巻 紫堂恭子/感想





最初に発行された、全4冊の方も持っていたのですが、布教のため
友人に貸したところ、4巻以外行方不明になってしまい、あらためて文庫版で購入

文庫版で、書下ろしではないのですがアルバムとか、決定版として
発行された本に掲載されていた、デシとダシの小話などが収録されています。

この方の作品は、全体的に男女が出ていても恋愛要素がそんなに強くない
イメージがあります。
(結構恋愛というか執着がらみで、ドロドロな事件につながったりは
していることもあるのですが、それでもなんだか世界観が綺麗なままという印象)

タイトルになっているグラン・ローヴァとは放浪する大賢人なのですが、
そんじょそこら…へたしたら、もっと見下されてしまいそうな、
ちゃらんぽらんの陽気なおじいちゃん
主人公はそれなりイケメンの、元詐欺師なのですがお話の中で、
ギスギス感をもたらしているのは、清浄なはずの精霊という不思議

世界を人間が我が物顔で占めていくせいで、この世が歪んでしまうという
懸念を持った精霊が、そのゆがみを正そうとしたせいで、自分が歪んで
しまうという皮肉な結末が待っています

元詐欺師である主人公の、それでもまっすぐな部分や「悩まない」ことで
すべてを受け入れるおじいちゃん、見た目美少女の大水蛇と、すべてが
悲しみを乗り越えていくさまに、元気がもらえるファンタジーです

辺境警備という、同じ作者さんの漫画がありますが同じ世界観で、
こちらは150年ほど前の時代設定になるそうです
幻想生物の空気が濃いですが、柔らかで優しい雰囲気は同じようで、
どこか癒されるお話でした。


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posted by SNAO at 17:48| Comment(0) | さ行の作家

2013年12月25日

明日は死ぬのにいい日だ 1巻 篠原烏童 感想




現在全3巻で発売されていますが、すみません
このコミックスの存在を知ったのが、つい最近で
まだ1巻だけゲットした状態です

この作者さんも好きなのですが、出版社色々なところで
描かれているので結構見逃しやすい

この方のカラー絵は、好きなのですが1巻の表紙を見たときは
正直「なんか怖い…」と思ってしまいました
なんでだと思ってよく見てみたら、目がほとんど黒目だめに
なっていて、リトルグレイを髣髴させるというか妖怪的に
見えてしまったからでした
中のカラーイラストや、本文はそれほど気にならなかったので
たまたまとか、イラストを描いた時期的な問題かな?

舞台は江戸時代の日本。
初期の作品で、こういった舞台もあったけれど、日本の時代物は
久々な気がします。
身長が低いけれど男気ある山賊の少年頭領、身長が高すぎるのが
悩みのおいと、流れ着いてきた天狗ことインディアンの血筋らしい
異国の男が主軸となって物語が進みます。
1巻はつながりはあるけれど、それぞれ短編として読みきりっぽく
なっていました。
この巻のラストで登場する「白い人」がその続きのメインとなるようです。

それぞれちょっぴり我があるのに、気持ちいいというか
可愛らしい人物像で、読んでいてなんだかほのぼのとしましたが、
この方の物語は、どこかしらに「哀しみ」がつきまとうものも多いので
このままのテンポで進んでくれることを期待して、続刊を探します


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posted by SNAO at 19:39| Comment(0) | さ行の作家